富山県立富山視覚総合支援学校
日時
平成23年5月11日(水) 14:00~16:00
場所
NPO法人つくし会 東向日治療院
見学
富山県立富山視覚総合支援学校
専攻科保健理療科3年2名、専攻科理療科3年4名
教頭 高島 豊 先生、進路指導主事 今井 睦人 先生、他3名
対応
重田 裕之
あいにくの雨の中の見学となりましたが、見学生は熱心に参加してくれました。
最初につくし会の発足から訪問マッサージ事業をはじめるまでの概要を説明しました。
主な内容は、
つくし会は、「視覚障害あはき師の技術向上・開業支援・就職斡旋」を目的に活動してきており、モチベーションを大切にしてきている。
「目が悪いから鍼灸按摩しかない」ではなく、「目が悪いけれども、こんなに素晴らしい施術ができる」と思って欲しい。
患者様を治した体験を通して、この技術の素晴らしさを実感して欲しい。
免許の上にあぐらをかかず、いつまでも向上心を持って、気配りを大切に患者様に接して欲しい。
訪問マッサージは、一人ですべてを判断しなければならないので、診察能力などが重要である。
利用者様のニーズに合わせて、マッサージ、ストレッチ、筋力トレーニング、関節可動域訓練んを行わなければならない。
寝たきり生活の大変さ、悩みを少しでいいから理解してあげて欲しい。
続けて、あん摩の基本手技である母指圧迫と母指揉捏の注意点について、本会の『手技療法マニュアル』に沿って説明し、一人一人の施術をチェックしました。
見学生からは、
「開業だけで生計は立てられるのか?」
「利用者のニーズとして、どのようなことが多いのか?
「アキレス腱部分が硬い患者様への対応は?」
などの質問が出されました。また、熱心にメモを取る姿も見受けられました。
今回の見学が進路決定の一助になることを願っています。