第9回 あはき運動交流集会
日時
平成23年11月19日(土)・20日(日)
会場
新宿区立障害者福祉センター、豊島区東部区民事務所
参加
あはき師110名
主催
一般社団法人全日本視覚障害者協議会(全視協) 全国病院・介護マッサージ問題連絡会(病マ連) 全国理療教育研究会(あすなろ会)
東京で開催された「第9回 あはき運動交流集会」に指定発言者を派遣しました。
この集会、ここ3回は「次世代の視覚障害者にあはきのバトンを繋ぐために」のテーマに開かれています。
このテーマが設けられた背景には、「あん摩・鍼灸等」にかかっている患者の推計は500万人といわれているにも関わらず、実際のところ患者は違法な無免許と柔道整復師に逃げているのです。法令遵守が成し遂げられたとしても、果たして視覚障害者の下から消えた患者は戻ってくるでしょうか。こんな疑問が共感を得て、本テーマが設定されました。
第1分科会:ヘルスキーパー
第2分科会:医療・介護施設
第3分科会:開業・訪問マッサージ
に分かれて熱心な話し合いが行われました。
第3分科会では、都道府県により療養費の申請方法、生活保護の取り扱い、同意書に対する医師の対応が違うことが分かりました。
療養費については、藤枝昇先生(藤枝鍼灸療院)が「視覚障害者と療養費問題」というテーマで、これまでご自身が取り組んでこられた活動を丁寧に報告していただき、様々な情報を得ることができました。
その貴重な情報をもとに本会でも新たな取り組みを始めたいと考えています。
記念講演では、「無免許マッサージ・柔道整復師の違法請求への対応」というテーマで、長谷川尚哉先生(日本東洋医学系物理療法学会理事)に講演していただきました。
クイックマッサージやリフレクソロジーなどの誕生から現状に至るまで、丁寧に説明していただきました。
指定発言者として参加したにも関わらず、私たちを取り巻く現状を少しだけ理解を深めることができました。
また、今回も多くの出会いがありました。この人脈を充分に生かして本会の活動を円滑にしていきたいと考えています。